【エプソムC】昨年2着のガロアクリーク、1年ぶりレースで復活ののろしを上げる

1年ぶりも好仕上がりのガロアクリーク
1年ぶりも好仕上がりのガロアクリーク

◆第40回エプソムC・G3(6月11日、東京・芝1800メートル)

 第40回エプソムC・G3(11日、東京)で、昨年の2着馬ガロアクリークが、復活ののろしを上げる。

 脚元の不安などもあり、その2着以来、約1年ぶりのレース。常識的には厳しい現状ではあるものの、新馬勝ちに加え、約8か月ぶりだった昨年の中山記念で逃げ馬が残る流れを後方から脚を伸ばして4着に善戦した。むしろ気持ちがリフレッシュしている久々の方が走れるタイプだ。上原博調教師も「鉄砲は利く馬」と期待感を口にする。

 それを証明するかのように、美浦・Wコースで行われた1週前追い切りでは、シャノンフォールズ(3歳未勝利)と併せて、追走からいっぱいに追われて5ハロン66秒2―11秒3をマークし、2馬身先着する絶好の動きを披露した。馬体も引き締まり、態勢は整っている。トレーナーは「1週前なのでびっしりとやりました。体はいいし、息遣いも悪くない」と好仕上がりをアピールした。

 3歳時には、ヴェルトライゼンデ(日経新春杯勝ちなど)を破ってスプリングSを制するなど、コントレイル世代の皐月賞3着馬だ。「能力がある馬だから、またレースでいいところを見せてくれれば」と同師。実績ある舞台から、再び頂点を目指す戦いをスタートさせる。(松末 守司)

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