8月5日の札幌11R・札幌日経オープン(3歳上リステッド、芝2600メートル=14頭立て)は、前走の函館記念で3着に好走していたブローザホーン(牡4歳、美浦・中野栄治厩舎、父エピファネイア)が1番人気に応えてリステッド初白星を飾った。勝ち時計は2分42秒0(稍重)。
ここでは力が違った。スタートから積極的に位置を取りにいき、1周目のホームストレッチでは4番手をキープ。2周目の向こう正面では行きたがるようなそぶりをみせて4コーナーでは早くも先頭に躍り出たが、直線でも後続を寄せつけずに6馬身差の圧勝だった。
岩田康誠騎手は「もう重賞でも勝ち負けする馬なので、今回はオープン特別ですから強気に乗った。前回は後ろからになってしまい、出していくとガッとかむところはあったが、(位置は)いいところを取れた。道中、怒りながら走っていたところはあったが、それでも伸びるのだから力はつけてきている」とパートナーをたたえた。次走は状態を見ながら、丹頂S(9月3日、札幌)を視野に入れる。