中山11R・セントライト記念・G2・馬トク激走馬=シャザーン
皐月賞、日本ダービーに出走し、6、9着に終わったロードカナロア産駒。母のクイーンズリングは4歳時にエリザベス女王杯を制し、5歳時の有馬記念2着と一流の戦績を残した。成長力に富む血統背景をもち、秋の飛躍が期待できる素材だ。
最終追い切りは、栗東坂路を単走で55秒6―11秒9。「しまいだけ。輸送もありますし、予定通りです」とトレーナー。1週前に3頭併せで、ウッドチップ6ハロンから79秒5―11秒5と十分な負荷をかけられており、友道厩舎流の万全の仕上げを施された。やや距離が長かった日本ダービーでも上がり33秒2の脚を繰り出しており、勝ち星がある2200メートルならさらに鋭い脚が使える。手の合う印象の岩田望来騎手の連続騎乗も楽しみだ。