今年のアーリントンCなど重賞2勝を挙げるオオバンブルマイ(牡3歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ディスクリートキャット)が、11月4日に行われるオーストラリアの高額レースに、武豊騎手(54)=栗東・フリーとのコンビで参戦することが、9月18日までに明らかになった。
レースは1着賞金525万豪ドル(約5億円)のザ・ゴールデンイーグル(ローズヒルガーデンズ競馬場、芝1500メートル)。創設5年目でグレードの格付けはないが、3歳(南半球は4歳)限定戦で、ビッグマネーが魅力のレースだ。
吉村調教師は「3歳限定なので。今年しかチャンスがない。日本で古馬と戦うよりは…という意味も。ローズヒルではリアルインパクト、トゥザワールドが活躍した実績があり、日本馬でも芝に対応できるのではないかと思っています」と語った。
同馬は17日に帰厩しており、今後は10月2日に出国検疫のため中山競馬場へ移動。同16日に出発する。「夏は北海道で成長を促し、キャニオンファーム土山を経由して栗東へ戻りました。体高が伸びて、体全体も大きくなっています」とトレーナー。現地の馬と比べて1キロ減で戦える利点もあり、チャレンジが楽しみだ。