◆第40回マイルCS・G1(11月19日、京都・芝1600メートル、良)
秋のマイル王決定戦は16頭立てで争われ、5番人気のナミュール(牝4歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)がゴール前で一気に差し切り、前走の富士Sに続く連勝で、G1初制覇を飾った。牝馬の制覇は20&21年連覇のグランアレグリアに続く史上7頭目(8回目)。鞍上は当初騎乗予定だったライアン・ムーア騎手がこの日2Rの落馬負傷で、藤岡康太騎手に騎手変更となっており、09年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来となるJRAG1・2勝目を代打で決めた。勝ち時計は、1分32秒5。
2着に3番人気のソウルラッシュ(ジョアン・モレイラ騎手)、3着に7番人気のジャスティンカフェ(坂井瑠星騎手)が続いた。
横山和生騎手(レッドモンレーヴ=9着)「流れが結構、急だったかな。右回りとか、京都とかではなく、東京のような直線まで構えていられるような流れではなかった。最後も勝ち馬に寄られるところはあったけど、そこを踏ん張り直してくれたのは成長かな。今回の敗戦で得られたものはあったので、また自分も頑張っていきたい」
ミルコ・デムーロ騎手(エエヤン=10着)「いいところにつけられたけど、最後は伸びなかったね」
和田竜二騎手(ビーアストニッシド=11着)「状態は良さそうでした。スタートも良かったし、馬のリズムを大切に運んだ。内が残るような流れになってほしかったけどね。全体的に時計が速かったです」
池添謙一騎手(ソーヴァリアント=12着)「気合い乗りが良かった。ゲートも我慢してくれていたんだけど、スタートして3、4歩目で(接触して)2回つまずいた。そこで態勢を立て直すのに力を使ってしまった。良い形で4コーナーを回ったけど、直線で余力が残っていなかった。今日は持ち味を生かせませんでした」