東京でも藤田晋オーナーの愛馬が躍動した。25日のメイン11R・キャピタルSは、ドーブネ(牡4歳、栗東・武幸厩舎)が逃げて勝利。前走のポートアイランドSに続いて、リステッド連勝を飾った。
スタートして先手を取ると1000メートル1分0秒1のスローペースに落とし込み、ラストは迫るプレサージュリフトを1馬身半振り切る堂々の勝ちっぷり。手綱を執った吉田隼も「スタートからレースを支配していました。着差以上に楽でしたね。重賞なら、マイルより1800~2000メートルのほうがいいかもしれません」と声を弾ませた。
21年千葉サラブレッドセールで4億7010万円がついた高額馬が、いよいよ本格化の兆し。オーナーの御前での勝利に、武幸調教師は「大事に大事にやって、しっかりしてきた」と胸をなで下ろした。(角田 晨)