◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山競馬場・芝2500メートル)
暮れの大一番、グランプリは16頭で争われ、単勝2番人気で武豊騎手とコンビを組んだドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が勝った。現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏がレース後に自身のX(旧ツイッター)を更新し、有馬記念について振り返った。
安藤氏は「ポイントはスタート。ソロッと出したユタカちゃんとトップに入れたルメール。2500mのレースでも、二人は最初の100mに勝負を懸けてた」と序盤で対照的な作戦に出た2頭に触れつつ、「改めてドウデュースは一癖ある馬なんやね。1周目はふんわりとなだめて、馬の気に任せて進出。知らん間に好位におった。強かった京都記念のイメージで乗ったんやろな」と勝ち馬について分析した。
また、「ドウデュースとユタカちゃんは千両役者でベストパートナー。イクイノックスの価値を上げつつ、前2走のたらればで盛り上がれる」とつづり、2着のスターズオンアースについては「堅実ぶりも立派。コース展開問わずやし、内枠なら本気で分からんかった」と称賛。3着のタイトルホルダーに関しても「立派な引退レース。スタートダッシュだけが加齢の分かな」と指摘している。