◆第43回ジャパンC・G1(11月26日、東京・芝2400メートル=良)
外国勢1頭を含むG1馬8頭が集結した頂上決戦は、イクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が単勝1番人気に応え、天皇賞・秋に続くG1レース6連勝を成し遂げた。現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏がレース後に自身のX(旧ツイッター)を更新し、ジャパンCについて振り返った。
今回も強さだけが際立ったイクイノックスについては「距離延びようが、相手強化しようが、天皇賞秋と違わぬ立ち回り。こう楽々と3番手から競馬されたら後ろから差せる馬なんておらん」と脱帽。さらに「リバティアイランドすら深追いせんと自分のペースで②着を死守することに徹した。スターズオンアース、ドウデュースも死力をつくす美しいレースやった」と敗れた馬もたたえた。
また、今回のメンバーが目指すであろう有馬記念・G1(12月24日、中山・芝2500メートル)の展望にも触れている。「タイトルホルダーはパンサラッサのデキの良さと好ダッシュで競馬しやすかった。それにしても強力メンバーにバッタリ止まってないし、改めて地力を証明しとる。有馬記念が大目標のはずで、サンタ候補といっても過言やない」と5着に敗れたタイトルホルダーの反撃を予想。また、「一番底を見せてないと思ったのはスターズオンアース。来年は牝馬の戦いが熱い」と見解も示した。