◆第59回クイーンC・G3(2月10日、東京競馬場・芝1600メートル=良)
クラシックにつながる3歳牝馬限定の一戦は13頭で争われ、川田将雅騎手が手綱を執った1番人気のクイーンズウォーク(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)が前走の未勝利勝ちから連勝で重賞初制覇を飾った。道中は後方を追走。直線でメンバー最速となる上がり3ハロン33秒4の末脚を繰り出し、前をまとめてかわした。半兄は2020年朝日杯FSを制したグレナディアガーズ。昨年の牝馬3冠リバティアイランドと同じ中内田厩舎&川田騎手のコンビから、今年もクラシックの有力候補が誕生した。川田騎手は昨年のハーパーに続く連覇となった。
2着に3番人気のアルセナール(クリストフ・ルメール騎手)、3着に4番人気のルージュスエルテ(横山和生騎手)が続いた。勝ちタイムは1分33秒1。
横山武史騎手(モリノレッドスター=5着)「番手が理想と思っていたが、スタートセンスが良すぎて、逃げる形に。もったいないレースになったが、重賞でもしっかり走ってくれた。能力はある」
三浦皇成騎手(サンセットビュー=6着)「ちょっと乗り難しい面はあったが、うまく内があいて頑張ってくれた。距離はもっと延びてもいい。いいポテンシャルがある」
戸崎圭太騎手(テリオスサラ=7着)「前走はテンションが高かったが、今日は我慢してくれたし、スタートも出た。最後もばててはいないけど、もう少し速い脚がほしい」
松岡正海騎手(コスモディナー=8着)「体が戻って馬の雰囲気は良かった。2、3番手で運ぶつもりだったが、ゲートを出ずあの位置に。最後は脚を使ってくれましたが…」
菅原明良騎手(カレンナオトメ=10着)「テンションが高くて我慢が利かない感じ。道中の雰囲気は良かったが、追ってから伸びませんでした」
リチャード・キングスコート騎手(ルージュサリナス=11着)「まだ、ひ弱で道中から追っつける競馬になりました。キャリアを重ねていい方に向かってほしい」
石橋脩騎手(ブライトアゲイン=12着)「ゲートを上手に出て、番手でついて行く形になりましたが、大きくバテずに頑張ってくれました。この先、良くなってくれば」
レイチェル・キング騎手(ガビーズシスター=13着)「いいスタートが決まって、4角も手応えは良かったが、そこから伸びなかった。クッションが利いた芝かダートの方がいいかも」