クラシックへの登竜門に10頭が出走し、戸崎圭太騎手が騎乗した4番人気のジャスティンミラノ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父キズナ)が、デビュー2連勝で重賞初制覇を飾った。1戦1勝の馬の共同通信杯Vは2022年のダノンベルーガ以来、2年ぶり。戸崎騎手は15年連続、友道調教師は14年連続のJRA重賞勝利となった。勝ち時計は、1分48秒0。
1番人気だった昨年の2歳王者、ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)は2着。3着に9番人気のパワーホール(田辺裕信騎手)が続いた。
戸崎圭太騎手「攻め馬も乗っていないテン乗りでしたが、映像を見ていい馬だなと感じていました。乗りやすくて強い勝ち方をしてくれましたね。スタートが決まらなかったけど、ペースが遅くなりそうだったのでポジションを取りにいきました。手応えは十分にあったし、追ってからも味があります。強かったですね。乗りやすかったので、距離も問題ないと思います。キャリアも浅い中、強い内容で重賞を勝てて先々が楽しみです。これから活躍してくれる馬だと思います」
友道調教師「新馬から間隔を空けて、しっかり乗り込んで動きが良くなったので楽しみもあったけど、メンバーも強かったので心配も半分でした。こっちが思っている以上に強いですね。新馬の時に比べればテンションが上がっていたけど、許容範囲でした。あの位置で折り合いもついたので、距離は問題ないと思います。日頃からテンションが上がりやすかったので、そこだけ気をつけていました。本当に調教の動きも(ダービー馬の)マカヒキ、ワグネリアン、ドウデュースと現時点では遜色ないです。状態を見て皐月賞へ直行します。(14年連続で重賞勝利)みんなが頑張ってくれていますからね」