◆リヤドダートスプリント・G3(現地時間2月24日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1200メートル)
【リヤド(サウジアラビア)24日=松末 守司】昨年のコリアスプリントをレースレコードで圧勝したリメイク(牡5歳、栗東・新谷功一厩舎、父ラニ)が、先に抜け出したスケリー(せん5歳、S.アスムッセン厩舎、父プラティカルジョーク)をゴール前でとらえ、優勝賞金150万ドル(約2億1210万円)を手にした。勝ち時計は1分10秒42。
昨年の同レースでは、現役ラスト騎乗となった福永祐一現調教師が手綱を執って3着になり、続くドバイ・ゴールデンシャヒーンでは5着に敗れた。9月のコリアスプリントでは、川田将雅騎手とのコンビで海外重賞初制覇。今回も同騎手に導かれ、4つ目の重賞タイトルを獲得した。
そのほかの日本勢はジャスパークローネが4着、ケイアイドリーが6着だった。
新谷功一調教師(リメイク=1着)「まずはひと仕事終えた感じですね。ゴール前は”差してくれ”という気持ちでいっぱいでした。あとは前田会長とプランを立てながら先を考えていきたいです。サウジの地で勝てたことをすごくうれしく思います」
川田将雅騎手(リメイク=1着)「ペースは速くなるだろうと思いましたので、始めからこういう競馬を想定して、その通りの雰囲気の競馬の流れだったので、この馬の競馬をしていきました。昨年この馬がここにチャレンジしている時に乗っていらっしゃったのは、僕の一番大事な先輩である福永祐一さんで、引退レースでした。悔しい思いも、やりきった思いも見ていましたし、1年越しに手綱を引き受けて、(馬主の前田幸治氏)オーナーの馬で勝てたことをうれしく思います」
クリストフ・ルメール騎手(ケイアイドリー=6着)「最後まで自分のリズムをつかむことができませんでした。とても残念です」
REMAKE!! 🎌 #リメイク
— The Saudi Cup (@thesaudicup) February 24, 2024
A brilliant ride from Yuga Kawada #川田将雅 sees Japan run down the Americans again to take out back-to-back Graded races on dirt.#TheSaudiCup | #サウジカップ pic.twitter.com/jyqH50pjyY