短距離のトップホースが今年も集う。主役は佐賀7戦6勝のジョンソンテソーロだ。
2021年11月にJRAで新馬勝ち。22年6月には2勝目を挙げ、昨秋、佐賀に移った。B級からのスタートで初戦が7馬身差、2戦目は8馬身差の圧勝。ここまで唯一の敗戦が次の重賞ウインターチャンピオン。速いペースに戸惑ったのか最後方からの競馬に。
見せ場はそこからだった。圧巻の追い上げでラスト3ハロン36秒8。2着を確保した。さらに前走嘉瀬川賞(1着)では36秒5を計時。ともにJRAダート1400メートルオープン特別の上位馬に匹敵する末脚だ。ここまで全て山口騎手が手綱を取り戦術の幅も広がった。スタート不発の場合でも、付けた位置からの競馬ができる。
追撃1番手はリーチか。昨年、門別から転入。12月の初戦を快勝して臨んだ重賞ゴールドスプリントを制した。2月には兵庫の重賞に遠征し強豪馬相手に2着を確保した。
九州クラウンのペースは向こう正面から一気に上がりそう。3コーナーすぎから両頭マッチレースになり、直線のたたき合いが見られるかもしれない。