福永祐一調教師、武豊とのコンビで初陣「勝ったかな」わずかに足りなかった4センチ

逃げ切り寸前のレオノーレ(奥)はレディバグ(手前)に差され、2着
逃げ切り寸前のレオノーレ(奥)はレディバグ(手前)に差され、2着

 福永祐一調教師(47)=栗東=が9日、初陣となる阪神メインのコーラルS・リステッド(ダート1400メートル)に武豊騎乗のレオノーレを送り出したが、鼻差2着に惜敗し、2番人気に支持された夢コンビによる初出走初勝利を逃した。

 もう少しだった。序盤で先手を奪い、逃げ切り態勢だったレオノーレだが、福永師が「勝ったかな」と思ったゴール前。わずか約4センチだけレディバグにかわされていた。検量室前では、「どうもすみませんでした。プラン通りに乗れなかった」と笑顔で引き揚げてきたレジェンドを、満足そうな表情で出迎え。「これ以上ない競馬をしてくれた。これで負ければ仕方ない。豊さんに依頼してよかった」と振り返った。

 パドックでは「お願いします」と伝えて、武豊の足を上げ、騎乗を手伝った。勝利こそ逃したが、充実感の中で初物尽くしの一日を終えた。「(足の上げ方は)失敗しないようにぎこちなかったですね。今まで取り組んでやっていることがレースでどうかと半信半疑でしたが、しっかり走ってくれた。これからです」と前を向いた福永師。きょう10日は阪神10R・オークランドTRTのマルブツプライドで2戦目に挑む。(山本 武志)

武豊の足を支えて騎乗をサポートする福永師
武豊の足を支えて騎乗をサポートする福永師
武豊(左)を笑顔で出迎えた福永調教師
武豊(左)を笑顔で出迎えた福永調教師

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