【中山11R・美浦ステークス】◎キングズパレスから入る。現級はこれまで6戦して〈2〉〈4〉〈2〉〈2〉〈2〉〈3〉着で、すべて0秒2差以内という抜群の安定感を誇る。力上位は明らかな一方、前走も流れが遅かったこともあって道中は折り合いに苦労。集中力も散漫で直線ではモタれる面を見せるなど、気難しさが出世を妨げている。
この中間は主戦の松岡騎手が2週続けて追い切りに騎乗。今週は美浦・Wコースで5ハロン66秒2。ラスト1ハロンは11秒3の目立つ伸び脚で楽々と先着した。調教の動きを見る限り、だいぶ常識にかかってきた印象で、叩いた上積みも見込める。
中山・芝2000メートルも〈2〉《1》着と崩れ知らずのコース。自分の力さえ出し切れれば待望のオープン入りに手が届く。
コスモフリーゲンは初出走の未勝利から無傷3連勝を達成し、昇級の前走は4着とはいえ0秒3差。連勝こそ止まったが、クラスにめどの立つ内容。2戦目は首位争いに加わってくる。アレグロモデラートの直近2戦は重賞への格上挑戦で0秒5、0秒4差。自己条件に戻ればチャンスは十分だ。