◆第28回ドバイ・ワールドC・G1(3月30日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)
【ドバイ(UAE)=水納愛美】1着賞金696万ドル(9億8414万円)の一戦は、日本勢4頭を含む12頭立てで争われ、23歳の原優介騎手とのコンビで挑んだウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川準厩舎、父キタサンブラック)は4着に健闘した。
21年8月にデビュー。3戦は芝だったが、ダートに転向した4戦目で初勝利を挙げると4連勝でオープン入り。オープン初戦の名古屋城Sは5着に敗れたとはいえ、そこから3連勝で交流重賞を制覇。続くJBCクラシックこそ5着に敗れたが、昨年暮れのチャンピオンズSは、昨年の最優秀ダート馬レモンポップの2着、東京大賞典ではウシュバテソーロの2着と日本ダート界の2大巨頭を相手に善戦するなど力をつけていた。前走のフェブラリーSは8着に敗れたが、原騎手と2戦ぶりのコンビで地力の高さを見せた。
原優介騎手(ウィルソンテソーロ=4着)「馬は良い状態でもってきてもらったのですが、(位置取りが)だいぶ後ろになってしまったので、もう一列前に行けていたら良かったかなと思います。国内に戻ってから、しっかり結果を出せるよう頑張っていきたいと思います」
小手川準調教師( ウィルソンテソーロ=4着)「悔しいですね。この景色を一度味わったら…。でもここまで来たということは、チャンスがないわけではない。優介と一緒にG1を取りたいですね。(担当の)榊原さんが倒れそうなぐらい頑張ってくれた頑張ってくれた」