時の流れ(栗東)

ディアドラ
ディアドラ

 こんにちは、山本です。今日は2か月ぶりにやって来ました、京都です。馬券も予想も低空飛行が続く今年。開催替わりで気持ちも切り替えつつ、早速いきましょうか♪

 さて、今年の関西圏は阪神が改修工事のため、ずっと京都開催です。何度も書いていますが、ワタクシの自宅は阪神から車で10分ほどの場所。一報、京都は車で約1時間。正直、かなり不便です。

 ただね、何度か書いたかもしれませんが、子供の頃は小学5年まで徒歩50分ほどかかる学校に通っていて、小学6年だけ徒歩5分ほどの学校でした。ところが、その小学6年の1年だけで、それまで5年の遅刻数を大きく上回ってしまった。いや、正確に言うと、それまでの5年でほとんどなかった遅刻というものを、この1年で覚えてしまった。近けりゃ近いほど、なまけてしまう。絵に書いたように、甘い蜜を吸ったんですね。

 昨年は関西圏での競馬がずっと阪神開催。ワタクシの性格上、昨年1年間は競馬場勤務を離れていて、良かったかもしれません。だって、これ以上ダラけた人間になってもねぇ。まぁ、50代が見えてきて、いまだに自己管理もできないワタクシが一番ダメなんですが…。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も2歳馬の情報を中心にお伝えしていきましょう。本日は中竹厩舎を中心にお伝えしたいと思います。

 まずは、おなじみの血統から。ドゥアムール(牝、父ロードカナロア、母ルシュクル)は兄にビアンフェ、姉にブランボヌール。叔父にはダコールがいますし、この一族から実はオオバンブルマイも出ているんですよね。本当に活躍馬多数の一族です。「スピードタイプで早い時期からいけそう。感じはビアンフェに似ている、女の子だけど。スピードタイプだなという風に見える。気性は難しそうな感じでもなかった」と中竹調教師。この血統、何がすごいって、先ほど書いた兄も姉も函館2歳S、つまりは世代の一番星に輝いている点。そんな一族から仕上がりが早そうなんて言葉を聞いたら、注目しちゃいますよね。

 続いても縁のある血統。パワーストーン(牝、父キズナ、母ユニキャラ)は現3歳のチカッパを兄に持ちます。馬主は岡浩二さん。お兄さんは砂上を主戦場にしていますが、「この馬は芝でいけるのではないかなという感じはしている。チカッパとは違う感じ。チカッパみたいにゴロンとしていない」と分析していました。どんな道を歩んでいくんでしょうかね。

 レイピア(牡、父タワーオブロンドン、母アンナトルテ)はセレクションセールで2400万円。前田晋二オーナーです。祖母に重賞勝ちのクーヴェルチュールがいますね。「早い時期からいけそう。ストライドが結構大きいけど、やはりスピードタイプになるのかな。動きは跳びが大きくて、柔らかくてね」と早めの始動も視野に入れています。同じく早めが見込めそうなのがDacitaの22(牡、父Tapit)。馬主は加藤誠さんで、キーンランドセプテンバー(21万ドル)の出身馬です。「パワフルな感じ。タピットは薄い馬が多いんだけど、この馬はガチッとした感じ。気性は何も変なところはない」と説明してくれました。個人的にはタピットはバリバリの米国馬でガッチリというイメージでしたが、中竹師が薄い馬が多いと話していたことも印象に残りました。

 取材の感触という点で非常によかったのはシストロン(牝、父ドゥラメンテ、母コルデトゥリーニ)ですね。馬主は社台RH。叔母に重賞戦線で活躍したアマルフィコーストがいます。「すごくいい。バネがあるし、雰囲気がいいね。距離は何でもこなしそうなイメージを持てるぐらい、体もパンとしている。それぐらい楽しみな馬」と弾むような口調でした。当然、クラシック戦線を見据えつつ、非常に楽しみにしている感じが伝わってきましたね。

 そして、最後です。ディアドラの22(牝、父Wootton Bassett)です。お母さんは秋華賞馬というだけではなく、古馬になってからは世界を転々とした「鉄の女」ですよね。そして、英国G1まで勝ってしまった名牝です。馬主は母と同じ森田藤治さん。しかし、もうディアドラの子供がデビューするんですねぇ。

 昨年末に日本へ来たようで、中竹調教師は好感触を持っています。「距離に融通が利きそう。種馬(父親)らしい柔らかさがある。お母さんも柔らかかったけど、品のある馬。(初子だが)馬格は結構しっかりある、牝馬だけど」と教えてくれました。気性などに関しても気にするところはないとのこと。ゆっくりと成長を促していく方針とのことですが、早くターフで姿を見たいところです。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

東京4R・9トラストボス(前回は進路を確保できずにロスだらけの競馬。次は買おうと思っていたが、こんなに人気とは…。とはいえ、それだけ相手に強敵不在ということ。しっかり買う)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

東京11R・9サンセットビュー(前走時より、はるかに好感の持てる臨戦過程。距離延長も◎)

京都3R・10デルマアートマン(気性がカギだが、友道調教師は「この中間は随分と良くなっている」と前向き。前走でも脚は使っている)

京都4R・1ブラックサンライズ(この枠なら初戦同様の先行策。十分に勝ち上がれるだけの動き)

福島9R・5レッドヴァジュラ(前回は小回りで出入りの激しい競馬。ここは先行利が見込める)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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