藤田菜七子騎手は得意の新潟で土日計9鞍 8馬身差Vのヨリノサファイヤは「前走が強かったので楽しみ」

藤田菜七子騎手
藤田菜七子騎手

 藤田菜七子騎手=美浦・根本康広厩舎=は、今週から開幕する新潟で9鞍(土曜4鞍、日曜5鞍)に騎乗する。自身最多となる71勝を挙げる好相性の舞台で、勝ち星を量産したいところだ。

 土曜11Rのヨリノサファイヤは、前走の中山ダート2400メートルで8馬身差V。4コーナー先頭から完璧なエスコートで2勝クラスを卒業した。「前走が強かったので楽しみですね。条件は上がるけど、牝馬同士なのでいい競馬ができると思います。1800メートルに替わるけど、ゲートは上手だし前めにつけられれば今後にもつながると思います」と期待の一頭だ。

 日曜6Rのスペシャリストも気合が入る。前走は2番手から積極的に運ぶと、4角では先頭に立つ早めの競馬で掲示板を確保(5着)と見せ場を作った。2走前は致命的な不利を受けて13着と悔しい思いをしただけに、改めて力を示したと言える。「前走の感じだと外にもたれるので、左回りも平坦もいいですね。競馬が上手で今回は頭数も少ないですし『新潟のイメージがあります』と手塚先生にお伝えしたところでここを使っていただいたので、今回こそは結果を出したい」。

 日曜10Rのフラッシュアークは、3走前に今回と同様の千直でV。自身の手綱で2勝目へと導いた。今回は2戦ぶりのコンビとなるが「3走前の勝ち方が良かったです。それ以来の芝1000メートルですが、毎週追い切りに乗って良くなっていくのを感じました。枠によってレース運びは臨機応変に対応できると思います」と感触は悪くない。

 土曜6Rは初騎乗となるメーオーテソーロ。この中間は3週連続で調教でまたがり、感触を確認した。「競馬を見ていたよりも落ち着いていました。芝1000メートルなので枠順次第。うまくスタートを切りたいですね」と、デビュー戦2着の力を引き出せるか。

【土曜新潟】

3Rイーブンナウ(牝3歳、栗東・田中克典厩舎、父カトリックボーイ)

6Rメーオーテソーロ(牝3歳、美浦・奥平雅士厩舎、父ダノンバラード)

8Rアンブロジアーナ(牝5歳、美浦・上原博之厩舎、父キズナ)

11Rヨリノサファイヤ(牝4歳、美浦・根本康広厩舎、父コパノリッキー)

【日曜新潟】

5Rホワイトシップ(セン3歳、美浦・武井亮厩舎、父ゴールドシップ)

6Rスペシャリスト(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ヘニーヒューズ)

9Rサイモンルモンド(セン7歳、美浦・根本康広厩舎、父ダノンシャンティ)

10Rフラッシュアーク(牝5歳、美浦・青木孝文厩舎、父エイシンフラッシュ)

12Rアイファーマオ(牝5歳、美浦・根本康広厩舎、父アイファーソング)

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