天皇賞・春の◎はサリエラにします。枠がいいのと、良馬場でやれそうなのもプラス。それに、何と言っても武豊騎手というのがいいですよね。「長距離は騎手で買え」と言いますが、やっぱり長丁場は鞍上の腕が出やすいです。他馬との駆け引き、ペース判断など、ジョッキーの考えることが多いですからね。京都の勝ち方を知っている豊さんが乗るのは大きいです。流れは読みづらいですが、柔軟に対応してくれることでしょう。
○はテーオーロイヤル。スタミナがあって、折り合いに不安がないのが強みです。ただ、この枠で外を回されるとしんどい。どこか内に潜り込める場所を探してほしいところ。マテンロウレオが逃げる可能性が高いので、これについていって脚をためてほしいですね。乗り慣れた菱田騎手ですし、うまくエスコートするはずです。
▲はドゥレッツァ。菊花賞の勝ち方はすごくインパクトがありました。前走は外を回る形でかなり着差をつけられましたが、この距離で巻き返してほしいです。(戸崎)圭太も、馬への当たりが柔らかいので合っていると感じます。
さて、29日の月曜日は園田で3歳ダート短距離チャンピオンの決定戦・兵庫CS(交流G2)にギガースで出場します。雲取賞は気の悪さを出したように難しいところもありますが、能力的には十分通用する馬。初の長距離輸送を無事にこなしてくれれば、勝負になると思っています。(船橋競馬所属騎手)
【森泰斗騎手の印】
◎(1)サリエラ
○(14)テーオーロイヤル
▲(12)ドゥレッツァ
★(5)ブローザホーン
△(4)ワープスピード
△(7)タスティエーラ
△(11)マテンロウレオ