京都11R・天皇賞(春)・G1・馬トク激走馬=サリエラ
1番人気に推された2月のダイヤモンドS2着以来の一戦。直線内からテーオーロイヤルを首差まで追い詰めた脚は光った。手綱を執ったルメール騎手は「勝ち馬とは距離経験の差。これから長距離を経験していけばチャンスはある」と今後を展望した。
今回は父ディープインパクトの主戦であり、レース最多8勝の「盾男」武豊騎手とのコンビ。管理する国枝厩舎は、84年のグレード制導入以降、牝馬で唯一となる3着内に好走した同産駒のカレンブーケドール(21年3着)を送り込んだ。同じ父で19、20年連覇のフィエールマンも長い距離での持久力、瞬発力を兼備。今回唯一のディープ直子の血の威力には警戒が必要だ。
前走後は外厩・ノーザンファーム天栄から4月10日に美浦に帰厩し、栗東へ早め移動。坂路、Wコースで抜群の調教を消化した。内めがいい馬場コンディションだけに1番枠も好都合。名手のエスコートで馬券圏内へ。