JRAが今年もクリーンエネルギー競馬を実施 開催に必要な電力を再生可能エネルギーでまかなう

 JRAは27日、6月1日~2日の東京競馬、京都競馬と、8月31日~9月1日の札幌競馬で、再生可能エネルギー(バイオマス由来)によって発電された電力(クリーンエネルギー)を使用し、当日の競馬開催で必要とするすべての電力相当をまかなう「クリーンエネルギー競馬」を実施すると発表した。

 クリーンエネルギー競馬の仕組みは、太陽光・風力・バイオマス・水力などの温室効果ガス(CO2)を排出しない再生可能エネルギーで発電された電力の環境価値を「グリーン電力証書」という形で受け取る(購入する)ことで、証書記載の電力量分の消費電力が温室効果ガス(CO2)排出量ゼロとみなされる仕組みを利用して、特定開催日の競馬場の使用電力をすべてクリーンエネルギー(再生可能エネルギーなど)でまかない、CO2の削減を図るもの。

 この取り組みは22年から開始。昨年はJRAの全10場で実施され、10競馬場合わせて約59万kWhの電力を消費し、約241トンのCO2を削減した。

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