◆第31回函館スプリントS・G3(6月9日、函館・芝1200メートル、良)
サマースプリントシリーズ第1戦となる3歳以上による短距離重賞は、今週開幕した函館競馬場で16頭によって争われ、浜中俊騎手が騎乗した単勝2番人気のサトノレーヴ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎、父ロードカナロア)が勝利。前走の春雷Sから連勝で重賞初制覇。5歳でまだキャリア8戦目と大事に使われながら結果を出し、秋のG1戦線に向けて飛躍を期待できる1勝となった。
2着に5番人気ウイングレイテスト(松岡正海騎手)、3着は3番人気ビッグシーザー(坂井瑠星騎手)が入った。勝ち時計は1分8秒4。1番人気に支持されたアサカラキング(斎藤新騎手)は9着に終わった。
菱田裕二騎手(サウザンサニー=4着)「いい馬です。レースにいくとピリッとした雰囲気でした。開幕週でこういう脚質は難しいですが、いいレースをしてくれました。勝ち馬はすぐそこだったんですけどね」
角田大河騎手(オタルエバー=5着)「勝ち馬の後ろで脚をためる競馬をしました。直線で空いたスペースに勝ち馬が入っていきました。2、3、4着馬とは差のない競馬でしたからね。いい雰囲気でした」
武豊騎手(ゾンニッヒ=6着)「枠がちょっと外過ぎたね。いいレースはできたんだけど。ラストはすごく伸びていた。内枠だったらと思ってしまう」
横山武史騎手(キミワクイーン=7着)「したかったレースはできました。コンディションはよかったですし、乗りやすくて言うことない馬。去年より1キロ重くて最後は止まりましたが、よく頑張ってくれました」
藤岡佑介騎手(セッション=8着)「初めての1200メートルで流れに乗せ切れなかった。馬の状態はよかったので、流れに乗りたかったんですが」
斎藤新騎手(アサカラキング=9着)「スタートは出ましたが、行くまでに脚を使った。番手で行きっぷりもよくなかったし、妙に折り合いが付いていた。この馬らしい競馬ができませんでした」
池添謙一騎手(ジャスティンスカイ=10着)「重賞のペースについていく余裕がなかった。促しながらでしたし、枠も外で外を回る形になりました。今回の経験で重賞のペースに慣れてくれればと思います」
丹内祐次騎手(シナモンスティック=11着)「スタートは決まりましたが、思ったよりも進んでいきませんでした。しまいも脚を使えませんでした」
大野拓弥騎手(シュバルツカイザー=12着)「休み明けという感じでも雰囲気は悪くなかったのですが、細かい部分で使ってからという印象でした」
横山和生騎手(マテンロウオリオン=13着)「思い切って乗ってもと思ったのですが、枠なりの競馬になりました。具合はよかったですし、着順ほど差はなかった」
富田暁騎手(ジュビリーヘッド=14着)「もう少し内枠が欲しかったです。それでも手応えはあったんですが…」
佐々木大輔騎手(カイザーメランジェ=15着)「前に行ったぶん最後なくなった。ゲートはよかったし、状態も悪くなかった」
鮫島克駿騎手(カルネアサーダ=16着)「他の馬が扉を蹴って、びっくりして力んでしまった。そのぶん、いいスタートではなく、その後も力んで走ってしまった」