【宝塚記念】1番人気の敗戦に安藤勝己氏「外へ出せない位置にハマってもうた」と指摘…5着馬には「G1獲れる器」

安藤勝己氏
安藤勝己氏

◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、京都競馬場・芝2200メートル、重)

 阪神競馬場の改修工事により、18年ぶりに京都で開催された春のグランプリは13頭によって争われ、菅原明良騎手とコンビを組んだ3番人気のブローザホーン(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父エピファネイア)がG1初制覇を飾った。このレース結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が自身のX(旧ツイッター)を更新し、宝塚記念の分析をポストした。

 G1タイトルを手にした勝ち馬には「ブローザホーンにとって恵みの雨。一旦やんでたんやけど、レース中だけ豪雨になって、最後の後押しに繋がった」と雨を勝因に挙げたが、「菅原も手応えと適性を信じてよう仕掛けを我慢した」と冷静にエスコートした鞍上の手腕を称賛した。

 際どい2着には7番人気のソールオリエンスが入り、「皐月賞を思い出させる末脚。これがキッカケなるといいけどな」と指摘。3着馬のベラジオオペラに関しては「和生の意のまま、負けて強しの内容」とつづった。

 1番人気に支持されたドウデュースは後方追走から6着だったが、「ドウデュースにとっては馬場が悪化しすぎたし、外へ出せない位置にハマってもうた。枠順然り、勝ち馬とは真逆でかみ合わなかった。気分を損ねるとよくない面も出るね」と分析した。また、5着に入ったローシャムパークについては「道中ダラっと脚を使って、外差し勢に有利な展開にしてもうた。ただ、返し馬なんかは抜群でG1獲れる器やと感じた」と見解を示した。

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