19年の日本ダービーを制したロジャーバローズ(牡8歳、父ディープインパクト)が6月25日、死んだとJRAが発表した。8歳だった。北海道新ひだか町のアロースタッドおよび同浦河町のイーストスタッドにて種牡馬として供用されていた。
現役時代は角居勝彦厩舎に所属し6戦3勝。12番人気の人気薄でダービーを制覇し、大波乱を演出した。その後、凱旋門賞・仏G1を目指し、前哨戦のニエル賞・仏G2に向け調整されている課程で右前浅屈腱炎が判明。引退し種牡馬となった。先週のパラダイスSで、初年度産駒のオーキッドロマンスが産駒初のオープン勝ちを飾ったばかりだった。
株式会社ジェイエスは「初年度産駒からリステッド勝ち馬が出たばかりのタイミングで、これからますます活躍が期待されていたこともあり、大変残念です。本馬の冥福を祈るとともに、残された産駒たちが父の遺志を引き継いで競馬場で活躍してくれることを祈っています」とコメントを発表した。