【帝王賞】キングズソードが藤岡佑介騎手と新馬戦以来のコンビで快勝 寺島調教師「東京大賞典使いたい」

帝王賞を制したキングズソード(左)(右は2着のウィルソンテソーロ)
帝王賞を制したキングズソード(左)(右は2着のウィルソンテソーロ)

◆第47回帝王賞・Jpn1(6月26日、大井競馬場・ダート2000メートル=稍重)

 第47回帝王賞が26日、大井競馬場で行われ、単勝3番人気のJRA所属馬キングズソードが昨年のJBCクラシック以来のJpn1・2勝目を挙げた。直線で早めに抜け出して快勝。22年1月の新馬戦以来のコンビだった藤岡佑介騎手(38)=栗東・フリー=は今年のフェブラリーS(ペプチドナイル)に続く、ダートのビッグレース勝利となった。

 初めてJpn1を制した大井の白砂で、キングズソードが力強く復権をアピールした。スタートを決め、好位を気分良く追走。絶好の手応えで4コーナーを回って直線で鮮やかに抜け出すと、追いすがるウィルソンテソーロに1馬身3/4差をつけてJpn1・2勝目のゴールへと飛び込んだ。

 新馬戦以来のコンビで勝利に導いた藤岡佑は「先行したいというのは、(寺島)先生と一致していました。道中は(流れが)遅いなと思っていたので、待たないでスパートしようと。あとは止まらないで行ってくれ、という感じでした。ダートのチャンピオンホースらしい馬。これからも活躍してくれると思います」と自身のダートG1(Jpn1含む)4勝目を笑顔で振り返った。

 かつて兄のキングズガードで厩舎の重賞初勝利(17年プロキオンS)を挙げた寺島調教師は、弟でも藤岡佑のリードでタイトル奪取。トレーナーは「以前に比べてトモ(後肢)がしっかりして、すごく出来が良かったと思います。この後は夏休みにして、秋は一番いい条件を探してあげたい。東京大賞典(12月29日、大井)は使いたいですね」と先を見据える。実り多き秋へ、さらなる進化を続けていく。

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