永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康厩舎=が30日、藤田菜七子(通算164勝)に続くJRA女性騎手2人目のJRA通算100勝に王手をかけた。小倉5Rに続き、6R・2歳新馬をユメシバイ(牝、栗東・松永幹厩舎、ディスクリートキャット産駒)で制し、節目にあと1勝とした。
鮮やかな直線一気だった。叔父に22年の皐月賞馬ジオグリフがいる血統馬とコンビを組んだまなみ。「怖がりな面がある」と道中は最後方追走となったが、4コーナー手前から徐々にスピードアップ。直線で馬群の外に持ち出し、上がり最速36秒5の末脚を引き出し、勝利にエスコート。「直線に向いてからはギアが上がりました。怖がりな面が慣れてくれば、リズム良く走れるようになると思います」と今後の成長に期待を込めた。
また、自厩舎のトゥラヴェスーラで挑んだメインの北九州記念は13着。マーメイドSに続く重賞2勝目はならなかった。