◆第60回七夕賞・G3(7月7日、福島競馬場・芝2000メートル)追い切り=7月3日、美浦トレセン
前走の新潟大賞典で2着と好走して、重賞初制覇を狙うキングズパレス(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎、父キングカメハメハ)が、Wコースで活気あふれる動きで先着した。外アメリカンランナー(3歳未勝利)を追走する形から、5ハロン68秒4―11秒5の馬なりで約1馬身先着した。
4週連続で追い切りの手綱を執った松岡正海騎手は「先週はいい時計で走っているし、仕上がり自体はいい。(今日は)最後だけ集中させたかった。一つ言えることは上積みはある」と、出来の良さを評価した。気性の難しさから詰めの甘さは課題も、鞍上が教え込んできたことが実を結ぶか。