第60回函館記念・G3が7月14日、函館の芝2000メートルで行われる。
迷いなくハナを奪った巴賞で圧巻の逃げ切りを決めたホウオウビスケッツ(牡4歳、美浦・奥村武厩舎)。岩田康誠騎手は「自分のペースで行けたのが大きい。2000メートルも大丈夫」と話し、今後に期待した。2番手から運んだ日本ダービーで6着に粘り込んだ地力で、ここも前めから押し切って不思議ない力量馬だ。
天皇賞・春6着以来のサヴォーナ(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)は菊花賞5着、日経新春杯2着と持久力を備える。キズナ産駒の巨漢馬で洋芝もこなせそうだ。
巴賞2着~4着のデビットバローズ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎)、アケルナルスター(牡5歳、美浦・清水英克厩舎)、オニャンコポン(牡5歳、美浦・小島茂之厩舎)、AJCC勝ち馬のチャックネイト(セン6歳、美浦・堀宣行厩舎)、一昨年の覇者ハヤヤッコ(牡8歳、美浦・国枝栄厩舎)、中山金杯勝ち馬のリカンカブール(牡5歳、栗東・田中克典厩舎)は大阪杯は大敗したが、いきなり巻き返しがあっても。(大上 賢一郎)