【小倉11R・中京記念】今年は小倉で開催されるため、2月の小倉大賞典が予想のベースとなる。狙うのはそこで4着だった◎アルナシーム。当時は1番人気でもあり、逃げたセルバーグの作る流れを追いかけざるを得ず、伸びを欠いてしまった。2走前の都大路Sでは先行した勝ち馬に有利な馬場状態のなか、鋭く伸びて2着に好走。現状はためてしまいを生かすこのパターンが一番力を発揮できる。前走は苦手な左回りの競馬であり、0秒6差5着でも悲観する内容ではない。
前走は放牧から帰厩して日が浅かったが、今回は栗東の坂路とCWコースで計6本時計を出している。特に3週続けて横山典騎手で追い切られており、コンタクトも実に入念だ。臨戦過程は数段上とみていいだろう。自分のリズムで運べれば、直線で切れる脚が使えるはず。初重賞制覇に期待したい。
小倉大賞典を制したエピファニーは、今回も早めの栗東入りで態勢を整えた。58キロでも折り合いがつけば好勝負になる。小倉で3戦3勝の舞台巧者ニホンピロキーフも、道中でためが利けば巻き返して不思議はない。