7月27日の札幌5R・2歳新馬(芝1500メートル=14頭立て)は、1番人気のアルテヴェローチェ(牡、栗東・須貝尚介厩舎、父モーリス)が武豊騎手とのコンビで勝利した。勝ち時計は1分29秒9(良)。
すっと4番手を確保。道中は折り合いを欠くことなく、スムーズに追走した。4角にかけて、外からじわじわと進出。持ったままで先頭に立ち、直線でも肩ムチを一発入れられただけ。着差は首差だったが、余裕ある手応えのままゴールした。
武豊騎手は「強いですね」と第一声。「道中もいい感じでした。背中がすごくいいですね。乗り味もいい。追っての反応もいいです。大物感がありますよ。肩ムチだけですからね」と絶賛した。距離適性に関しては「マイルぐらいが合ってそう。かかるところはないし、融通は利きそうですね。楽しみです」と話した。
須貝調教師は「やっぱり力通りやったね。思ったより強かった。ちょっと(仕掛けが)早いかなと思ったけど、豊ちゃんは札幌の馬場をよく知ってるから」と満足げな表情を浮かべた。今後は馬の状態や精神面を確認しながら、クローバー賞・2歳オープン(8月18日、札幌・芝1500メートル)に向かうか、放牧に出される。