7月27日の新潟2R・2歳新馬(芝1400メートル=15頭立て)は外国産馬で単勝3番人気だったジャスパーディビネ(牡、栗東・森秀行厩舎、父フロステッド)が鮮やかに逃げ切った。単勝1番人気のカロローザ(牝、栗東・松永幹夫厩舎、父ナダル)は2着だった。勝ち時計は1分21秒9(良)。
最内枠からスムーズに先手を奪うと、道中は前半3ハロン34秒5のマイペース。直線に入ってからも脚色が鈍ることはなく、1番人気のカロローザが必死に追いすがったものの、馬体を並べることも許さず、1馬身差の完勝だった。
騎乗した松若風馬騎手は「ゲートが速いと聞いていたが、本当に速かった。まだまだ、体がコロンとしていて、息遣いもあまり良くありませんが、今日に関しては、この子の持っている能力だけで勝ってくれました」と評価。さらに今後の可能性については「これからの馬で、できているという感じではない。今後は伸びしろしかないと思います。条件は短いところですかね」と指摘した。今後は新潟2歳S・G3(8月25日、新潟競馬場・芝1600メートル)か小倉2歳S・G3(9月1日、中京競馬場・芝1200メートル)を視野に調整される。
このレースは暑熱対策の変則日程で午前10時5分発走と、新馬戦としては異例の時間帯で行われた一戦だった。