◆豊明ステークス(8月17日、中京・芝1400メートル、3歳上3勝クラス)
日曜メインのCBC賞がやや難解なので、まずは土曜の豊明Sでしっかりと資金稼ぎをしておきたい。そこでおすすめしたいのがビヨンドザヴァレー(牝4歳、栗東・橋口慎介厩舎、父イスラボニータ)だ。前走のストークSは初の1400メートル戦。荒れたインを避けて、4角先頭から馬場のいい真ん中に持ち出したが、最後にジョウショーホープに鼻差だけ差し切られてしまった。結果が2着だっただけで、負けて強しという言葉が当てはまる。
この中間は短期放牧から順調に乗り込まれ、7日は栗東・CWコースでフェリーニ(3歳1勝クラス)を2秒近く追走する猛調教を行った。6ハロン80秒3―11秒3で追いついたように、出来は今がピークと言える。担当の酒井助手も「ほんまにすごい体をしている。気持ちも穏やかで、言うことない」と期待を隠さない。飛躍の秋にするためにも、ここは勝ち切ってほしい。