こんにちは、山本です。北海道滞在2週目、とはいえ早くも最終週の本日は函館から札幌に到着してのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、函館での調教は昨日で終了。札幌に移動してきました。何度も書いてますが、北海道では断然、札幌より函館派。若い頃からです。カラッとした天気に食べるモノは安くて美味しい。特にラッピやハセストなど、ここにしかない食べ物が多いというのが大きい。けど、今年は最後まで活イカを食べることができず。メニューには入っているけど、頼むと大体なかったなぁ…。不漁なんでしょうね。あっ、序盤に珍しく一人でブラッと入った居酒屋にはあったけど、3000円と言われてはさすがにね…。
大体、関係者や記者仲間との晩飯が多いのですが、ワタクシは超アナログ人間。食べログなどで店を調べるって、あまりないんです。知り合いに連れて行ってもらったり、美味しいって聞いた所のリピートがメイン。しかし、その方が「当たり」は多いんですよ、間違いなく。今回の函館も昨日だったか、岩田康Jにオススメの店を聞き、ランチを堪能。メッチャ早く行ったので、店内はまだ一人だったのですが、次に訪れたお客さんがさっきまで取材していた某関係者(笑)。函館、この狭い感じも好きですね。
ということで、大好きな街に別れを告げたところで、そろそろ本題へ。今日は函館での取材、札幌2歳Sの1週前追い切りの取材を中心に進めていきましょう。
まずは札幌2歳Sといえば、ここでしょう。須貝厩舎です。過去にソダシ、レッドリヴェールと勝ち馬2頭がのちにG1ホースとなり、2011年にはゴールドシップも2着でしたね。今年は函館で新馬を勝ち、その内容もよかったマジックサンズ(牡、父キズナ)を送り出します。この日は芝コースで、かなり走る馬に挟まれての3頭併せ。しかし、いい手応えで併入していました。「反応が良かった。ゴールを過ぎてから、肩ムチを入れるとしっかりハミを取って、手前も変えてくれました。緩いような感じもなかったし、真っすぐ走っていました」と北村助手。実は先週の取材では「久々の分、緩みはある」と冷静に分析していたんですよね。その時に比べると、明らかに歯切れが良くなっていた。グンと上向いていることが伝わる取材でした。
続いては上村厩舎のアルマヴェローチェ(牝、父ハービンジャー)。こちらはWコースで単走でしたね。「新馬の時は自分から走れない感じでしたけど、今は軽く仕掛けると自分からハミを取る。本当に1回使って良くなっています。変わってくれて良かったです」と柴原助手。この馬の場合は普段から非常に扱いやすくて、カイバ食いが落ちないようなんです。2歳牝馬ですから、その点は非常に心強いはず。順当に上積みを加えての2戦目となりそうです。
大竹厩舎のホウオウガイア(牝、父シルバーステート)は人が少なくなった函館に、丸田Jが2週連続で駆けつけました。「先週よりテンションが入ってきましたし、いい雰囲気ですね。テンションが上がりすぎているということはありません。競馬ではそろそろ行くぞ、という時にグンといける。それは小回りで大きな武器になると思います」と丸田Jは上昇ぶりを感じつつ、仕上がりに自信を深めていました。こちらは新馬の勝ちっぷりが本当に良かったですからね。
あと、火曜日はショウナンマクベス(牡、父リオンディーズ)が追い切りを行いました。先週は美浦にいて、今週は函館、その後に札幌移動ということですが、Wコースのある函館で1週前に負荷をかけた形です。「来た当初はテンションが高かったですが、徐々に落ち着き、ハミを取って走ってくれるようになりました」と北川助手。この馬で少し気になったのは「初戦はそんなにビッシリと仕上げていなかった」という言葉。かなり、上積みは大きそうな感じです。あとは再度の輸送をクリアできるかどうか。来週は引き続き、手綱を執る岩田康Jが調教に騎乗するようです。
そして、最後。コスモス賞を7馬身差で圧勝した藤原厩舎のアスクシュタイン(牡、父ドゥラメンテ)も参戦が決まりました。鞍上は引き続き、北村友J。「使った疲れはあったけど、体もだいぶん戻ってきた。来週サッとやれば大丈夫じゃないかな」と藤原和助手。前走は相手に恵まれたかなという印象も少しありますが、あの勝ちっぷりからすれば、同舞台の今回も期待は高まるはず。楽しみです。
ということで、今日は珍しく話が脇道にそれず、無事に札幌にも到着しています。また次回です。ではでは