◆第59回札幌2歳S・G3(8月31日、札幌競馬場・芝1800メートル)
登録15頭中、新馬勝ち直後の参戦が9頭。なかでも注目しているのがショウナンマクベス(牡、美浦・武市康男厩舎、父リオンディーズ)だ。6月に行われた東京マイルの新馬を勝ち上がっての参戦だが、これが8頭立てだったとはいえ見逃せない。3、4着馬が次戦で勝っていて、6着馬も次戦で2着と一変した。特に3着のシルバーレインは5馬身差で圧勝しており、注目を集める存在だ。
そのメンバー相手に危なげない逃げ切り勝ち。北川助手が「ビッシリとは仕上げていませんでした」と振り返るように、上積みも見込める。中間は美浦で乗り始め、Wコースのある函館経由で札幌へ入っており、調整は順調そのもの。そして、鞍上は今年の北海道芝重賞は騎乗レースで4、1、1着と存在感を見せつける岩田康誠騎手=栗東・フリー=。手綱さばきが冴える「夏男」の後押しも受け、無傷の2連勝を狙う。(山本 武志)