◆第9回西日本3歳優駿(9月1日、金沢競馬場・ダート2000メートル、重)
西日本地区6県交流の重賞に12頭が出走し、単勝は元返しの1・0倍で圧倒的1番人気のシンメデージー(牡3歳、高知・打越勇児厩舎、父コパノリッキー)が2着のワラシベチョウジャに2秒2差をつける大差勝ちで、重賞3勝目を飾った。レースは2周目の3コーナーまでに先頭に立つと、あとは後続を突き放す一方だった。勝ちタイムは2分8秒3。
今回が5回目のコンビとなる吉原寛人騎手は「馬体が減ることなく、相変わらず、しっかりとした落ち着きがありました。ゲートでもおとなしく、スタートも良かったです。今日はモノが違う走りをしてくれました。次走はジャパンダートクラシック(Jpn1、10月2日・大井、ダート2000メートル)とのことで本番に向けて良い状態できてもらえたら、良い騎乗でそれに応えたいと思っていますので、ぜひまた応援よろしくお願いします」と意気込みを示した。
シンメデージーはデビュー6連勝で重賞の土佐春花賞、西日本クラシックを制覇。前走の東京ダービーでJRA勢に初挑戦し、地方馬最先着の4着になった。勝ったラムジェットをはじめ、国内トップクラスの強豪が相手の一戦で高知のレベルの高さを示した。この後のジャパンダートクラシックではラムジェットに加え、ケンタッキーダービーで3着のフォーエバーヤングも参戦予定。JRAが誇るダート3歳世代の2巨頭を相手に、高知の雄が挑む。