◆第69回京成杯AH・G3(9月2日、中山競馬場・芝1600メートル)
セルバーグ(牡5歳、栗東・鈴木孝志厩舎、父エピファネイア)の一気逃げに穴気配が漂う。近走は振るわないが「この馬は自分の形に持ち込めるかどうか」と鈴木孝調教師。前半を少々のオーバーペースで飛ばしても、ハナを奪えば粘り強さを発揮するのは過去のレースが示している。
今回は初の中山参戦となるが、直線に坂のある阪神で3勝をマーク。枠順に左右されやすいトリッキーなコース形態、逃げ、先行有利が予想される開幕週の馬場。一発があるなら今回だと感じている。(戸田 和彦)