インパクト抜群に2勝目を挙げたスティンガーグラス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キズナ)のポテンシャルはここでも十分通用するとみる。1勝クラス2戦目だった前走は、ゲートが決まり好位から。道中の折り合いもしっかりとつき、最後の直線での鋭い加速で、後続を5馬身置き去りにした。ここでは一枚力が違った印象だ。
これまでスタートの課題が出世を妨げてきた。だが、前走はきっちりとクリアし、スムーズに流れに乗ることができたことは今後に向けて大きな収穫。中間は在厩で調整し、太田助手は「疲れている感じはないし、元気はありますね」と気配の良さが伝わる。半姉が18年阪神JFを制したG1馬ダノンファンタジーという良血がどんなレースを見せるか注目したい。