中山11R・セントライト記念牡馬クラシック2冠〈4〉〈11〉着のアーバンシックから入る。皐月賞は発馬ひと息で後方からの競馬も、直線は馬場の外に持ち出されてからの伸びが抜群。着順は4着だったが上位3頭を上回るラスト3ハロン34秒1をマークして、高い能力の一端を示した。
東京替わりでさらに良さが出ると思っていた日本ダービーだが、流れが向かなかったとは言え直線は他馬と同じ脚いろになり見せ場なく敗退。ここ2戦のレース内容から、1ハロン短くなるのはプラスに働くとみている。
今週の美浦・Wコースでは石神深が騎乗して5ハロン66秒6。直線は馬なりで11秒2を楽々とマークした。相変わらず動きは抜群だし、調教で乗り手を選ばなくてよくなったあたりにひと夏を越して精神面の成長がうかがえる。鞍上にルメールを迎え、待望の重賞タイトルをつかみとる。
コスモキュランダは報知杯弥生賞の勝ち馬で皐月賞は2着と屈指の中山実績。G1を見据えての前哨戦でも大崩れはない。アスクカムオンモアは前走の勝ち時計が優秀で今の高速馬場は合う。