16日の中京5R・2歳新馬(牝馬限定、芝1600メートル)で、ゴージャス(栗東・四位厩舎)が白く輝く馬体を躍動させた。浜中のゴーサインに鋭く反応し、3コーナー過ぎから徐々に進出を開始。4角を回って早々と先頭に立ったゴールドシップ産駒が、大観声を背に3/4馬身差で力強く押し切った。「反応が非常に良かった。抜け出すのが早かったけど、最後まで集中して走っていました」と浜中も目を細めた。勝ち時計は1分36秒7。
米国生まれの母サトノジャスミンから受け継いだ白毛。G1・3勝のソダシなど活躍するシラユキヒメ一族とは異なる母系の出身だ。「一生懸命走るところがいいところ」と評価した鞍上。毛色ばかりが注目されがちだが、秘める能力の高さも証明。白毛の新たなヒロイン候補が誕生した。