◆第70回オールカマー・G2(9月22日、中山・芝2200メートル=1着馬に天皇賞・秋への優先出走権)
ステラヴェローチェ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎、父バゴ)の3年ぶりの重賞Vを期待したい。
前走の札幌記念は、脚元を考慮して、直前まで坂路がある外厩で乗り込む工夫をこらした。レースは、4角5番手からパワフルに追い上げて3着。1着ノースブリッジが2番手、2着ジオグリフが3番手で追走していたことを考えれば、十分な内容だった。
22年のドバイ・シーマクラシック(9着)の後は1年7か月の長期休養。復帰3戦目の大阪城Sで勝利を挙げてからは、大阪杯でも4着とG1級の力を取り戻している。先週は栗東・坂路で横山典弘騎手が騎乗し、50秒7―13秒6をマーク。ここで結果が出れば、秋のG1戦線でも主役候補になるはずだ。(水納 愛美)