焦らず行こう(栗東)

デビュー勝ちしたジェゼロ(手前)
デビュー勝ちしたジェゼロ(手前)

 こんにちは、山本です。今日は栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨日のこと。記者仲間だったS社のTクンが現場を離れ、内勤中心のデスクになることが決まりまして、栗東で送別会を行うことになりました。振り返れば、彼が東京に所属していた頃、オルフェーヴルの1回目の凱旋門賞挑戦で会ったのが初めて。う~ん、12年の付き合いになります。

 その送別会、どうしようか考えていると、ふと思い浮かんだのが、あの12年凱旋門賞取材メンバーが集まらないかな、と。完全な思いつきです。とはいえ、当時から12年も経っているワケで、現場から離れている人間も多数います。ダメもとで懐かしい人、今栗東に来ていない人にも声をかけたところ、その取材メンバー7人中6人がそろってしまった。12年も経てば、色々と担当も変わるでしょと思っていたのに、立場こそ違えど、全員が競馬に携わっていた。個人的にはプチ奇跡です。だって、5~6年ぶりに会った人だっているんですから。いやね、それから思い出話に花が咲く咲く。正直、何度も話していることがたくさんあるんだけど、リアルタイムのように盛り上がるから不思議ですよね。特に日本馬が恐らく最も凱旋門賞制覇に近づいた、あのオルフェーヴルの時でしょ。あの出張は充実していましたよ、今となっては。本当に貴重な「戦友」、いや「仲間」ですかね。また12年後に…、となったら、もう還暦間近か。

 ということで、そろそろ本題へ。今日は栗東からのナマ情報を中心にお伝えしましょうか。

 まずは須貝厩舎。夏の新潟で新馬を勝った3億円ホースのジェゼロ(牡、父サートゥルナーリア)はエリカ賞へ向かうことになりました。実は放牧先で外傷を負ったそうで、暮れを目標に切り替えたとのことです。ただ、成長を促しながら、大事に育てていこうと須貝調教師が何度も口にしている馬。しっかりと自己条件から勝ち上がりつつ、来春を目指す姿勢にも、その気持ちは表れていると思います。

 続いては上村厩舎。先週の中京で新馬を勝ったスリーキングス(牡、父エピファネイア)は京都2歳Sを視野に入れつつ、一度放牧に出されることになりました。新馬では一度抜かれたものの差し返し、ゴール後は逸走と色々な意味でインパクトの強かった一戦。岩田康Jは「まだ子供なんですよ。併せられてから本気になったという感じ」と振り返ります。ゴール後の逸走に関しても突然、スイッチが入るような感じになることが調教からあったようです。ただ、その幼い分だけ成長の余地があるということ。だからこそ「能力は秘めていると思う」とは岩田康J。よりタフな流れになりそうな重賞で覚醒することを期待していました。あと、函館2歳Sで4着だったヤンキーバローズ(牡、父エピファネイア)は京王杯2歳Sへ向かうとのことです。

 長谷川厩舎で先週の新馬を勝ったのはナムラクララ(牝、父アドマイヤマーズ)。こちらは、りんどう賞へ向かうとのことです。さらに、福永厩舎でダートの未勝利を勝ったメイショウハチロー(牡、父シニスターミニスター)はプラタナス賞で連勝を狙っていきます。

 あとは友道厩舎。今日のCWコースで10月の京都1週目のデビューを予定するアドマイヤズーム(牡、父モーリス、母ダイワズーム)サトノブリジャール(牡、父エピファネイア、母ベルダム)が重賞ウイナーのハーパーを入れた3頭併せ。特にレースでも騎乗する川田Jが手綱を執ったアドマイヤは6ハロン79秒9の好時計を出しました。川田Jの感触も悪くなかったようで、それを聞いた友道調教師は「体もしっかりしていますからね」と納得の表情。この馬、以前から書いているように期待の大きな馬ですからね。あと、今日の栗東に菊花賞馬のアスクビクターモアを兄に持つアークシャルダーム(牝、父ブリックスアンドモルタル、母カルティカ)が入ってきましたね。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

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