【スプリンターズS】混戦模様の秋のG1初戦 森泰斗騎手が推した「馬券圏内の計算が立つ馬」は…

強豪相手でも安定して力を発揮してきたナムラクレア
強豪相手でも安定して力を発揮してきたナムラクレア

◆第58回スプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル)

 秋のG1初戦スプリンターズSは混戦模様。安定感を支持して、◎はナムラクレアにします。馬場が悪化しても対応できますし、進路取りがうまくいかなかった前走以外は、この距離で崩れていません。G1タイトルにはあと一歩届いていませんが、いつ勝ってもおかしくない馬だと思っています。今回は乗り替わりですが、横山(武史)君は腕も達者だし、何ら問題ないでしょう。むしろ、逆に刺激になるかもしれません。馬券圏内の計算が立つ馬だと思います。

 ○はサトノレーヴです。底らしい底を見せていませんし、前走はコース取りの差とはいえナムラクレアを完封した強いレースでした。ただ、今回は枠も外めでG1初挑戦。相手が強化されるのが気になります。組み立ては難しいですが、レーン騎手はここ一鞍なので集中して乗れるでしょうし、期待したいですね。

 ▲はオオバンブルマイ。1200メートルは少し忙しいと思っていましたが、前走で新味が出ました。もう少しかみ合えば勝っていたくらいの、素晴らしい末脚でしたね。展開待ちにはなりますが、内でうまく脚を溜められれば一発があると思います。

 さて、10月2日は大井競馬場でダート3冠最終戦のジャパンダートクラシックが行われます。僕は岩手の怪物フジユージーンに乗ることになりました。前走は負けてしまいましたが、初の交流だったので流れに戸惑いもあったと思いますし、主戦の村上(忍)さんから話を聞いて状態は上がっているとのことでした。相手も強く、初の輸送と簡単ではないですが、岩手のファンのみなさんと競馬界のために、出るからには勝つつもりでがんばりたいと思います。(船橋競馬所属騎手)

【森泰斗騎手の印】

◎(5)ナムラクレア

○(12)サトノレーヴ

▲(1)オオバンブルマイ

★(2)トウシンマカオ

△(6)ママコチャ

△(7)マッドクール

△(10)ピューロマジック

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