秋のG1シーズンの開幕を告げるスプリンターズS(芝1200メートル)が行われる中山競馬場の芝コースは9月29日、前日に引き続き良馬場でスタートした。G1と同じ6ハロンで行われた3R・2歳新馬戦は、4番枠からハナを主張したカンシン(牡、栗東・西園翔太厩舎、父ビッグアーサー)が、直線も内ラチ沿いを走って逃げ切るなど、内は避けるほど荒れていない様子だ。
12番人気の伏兵ながら、好位から運んで5着を確保したカウニスミエリ(牝、美浦・岩戸孝樹厩舎、父レッドファルクス)の津村明秀騎手は「昨日よりは若干、乾いていますけど、最終週にしては馬場も悪くないし、クッションが利いて走りやすいですね」と印象を口にした。