◆第85回菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル)
第85回菊花賞・G1(20日、京都)で“アラ還”ジョッキー3人が競演する。JRA現役最年長58歳の柴田善臣騎手はピースワンデュック、56歳の横山典弘騎手はダービー馬のダノンデサイル、55歳の武豊騎手はアドマイヤテラとの初コンビで挑む。
百戦錬磨の鞍上が頼もしい。菊花賞で歴代最多の5勝を挙げる武豊と初コンビのアドマイヤテラは、9日の1週前追い切りで初コンタクト。栗東・CWコースでストーンズ(3歳1勝クラス)と併せて7ハロン97秒7―11秒7。1馬身半遅れたが、調教は目立たないタイプ。「乗りやすいね」と名手は好感触をつかんだ。
火曜は栗東・CWコースを落ち着いた様子で周回。友道調教師は「いい脚を長く使えるタイプ。京都の長丁場は合いそう」と分析。19年Vのワールドプレミアなど、昨年まで10年連続で管理馬を送り込むトレーナーが適性の高さを感じる。名手&名伯楽の手腕でラスト1冠を手にする。