◆第29回ファンタジーS・G3(11月2日、京都競馬場・芝1400メートル、牝馬)1週前追い切り=10月23日、栗東トレセン
9月14日のききょうSを勝ったスリールミニョン(牝2歳、栗東・高橋康之厩舎、父ミスターメロディ)は坂路でペイシャフラワー(4歳オープン)を追走した。最後はしっかりと追われると鋭い反応を見せ、52秒6―11秒8で3馬身ほど先着した。騎乗した永島まなみ騎手は「前に馬を置いて、折り合いをつけて併せ馬をしました。以前は右にもたれましたが、そういう面も出さずに11秒8ですし、状態はいいですよ」とうなずいた。
前走は外から鋭い末脚で差し切り、賞金加算に成功。脚質にも幅が出てきた。「最初はやんちゃでしたが、精神的に大人になってきました。先生(師匠の高橋康調教師)と一緒に重賞を勝ちたいです」と鞍上は気合いを込めた。重賞でいい競馬をして、暮れの阪神JFに向かいたい。