【東京11R・アルゼンチン共和国杯】スタート地点は正面スタンド前の直線坂下でゴールまでに坂越えが2度もあるタフなコース設定。過去5年間で4角を3番手で回った馬が4勝しているように、直線が長い東京でも末脚自慢より好位から粘り込めるスタミナタイプの方が狙い目だ。
◎クロミナンスの前走は今回と同じ舞台の目黒記念。道中は4~5番手で流れに乗り、直線も上がり33秒4の末脚を使って伸びたが首、頭差まで。とはいえ2着シュヴァリエローズは先月の京都大賞典を勝っており、評価できる3着だ。
夏場は福島のノーザンファーム天栄で英気を養い、10月3日に帰厩後は順調に乗り込まれてきた。1週前は併せ馬、今週は単走と陣営の思惑通りの調教メニューを消化して動きも上々。もともと久々も苦にしないタイプだし、悲願の重賞初制覇へ機は熟したとみる。
セレシオンは3戦連続で上がり最速をマークし、特に前走は32秒8の豪脚で勝ち馬に鼻差まで迫る好内容。課題のスタートさえ決まれば逆転できる力はある。サヴォーナはスタミナ豊富で距離延長は間違いなくプラスだ。