ワープスピード豪G1メルボルンC大健闘鼻差2着、菅原明良騎手「悔しい」

惜しくも2着だったワープスピード(馬番4、AP)
惜しくも2着だったワープスピード(馬番4、AP)

◆メルボルンC・豪G1(11月5日、フレミントン競馬場、芝・3200メートル)

 豪州伝統のG1・第164回メルボルンC(芝3200メートル、23頭立て)が5日、フレミントン競馬場で行われ、日本から唯一参戦したワープスピード(牡5歳、美浦・高木厩舎)が鼻差の2着と大健闘。06年デルタブルース以来の同レース制覇はならなかったが、異国の地で力を存分に示した。

 3番ゲートからスタートしたワープスピードは好枠を生かして中団後方の内ラチ沿いを追走。最後の直線では前にズラリと壁が立ちはだかったが、巧みに馬群をさばいて脚を伸ばした。ゴール前では地元のナイツチョイス(セン5歳)に外から強襲したものの、首の上げ下げで快挙を逃した。菅原明は「とても悔しい。斤量の差なのか向こうの馬の方が少し伸びが良かったし、それでも最後は差を詰めていますし、力があるところは見せてくれた」と能力を再確認していた。

 天皇賞・春で5着と善戦した後は、休養を挟み9月30日に現地に到着。先月19日に出走したコーフィールドCは13着に終わったものの、800メートル距離を延ばした遠征2戦目できっちりと結果を残した。高木調教師は「2着という結果で残念ですが、しっかり力を出し切ってくれたので良かった」と納得の表情を浮かべた。

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