11月16日の東京5R・2歳新馬(芝1600メートル、牝馬限定=11頭立て)は、1・2倍の断然1番人気に推されたインプロペリア(牝2歳、美浦・森一誠厩舎、父ロードカナロア)が、逃げ切って初戦を飾った。勝ち時計は1分34秒7(良)。
スタートを決め、10番枠からハナを奪った。道中は平均ペースを刻み、直線に入っても勢いは衰えず、後続に2馬身差をつける完勝劇を演じた。全姉に2022年の報知杯フィリーズレビュー・G2を勝ったサブライムアンセムがいる良血馬が、最高のスタートを切った。
クリストフ・ルメール騎手は「スタートからスピードを出してくれました。直線はいい脚を使ってくれた。次は1400メートルくらいの方がいいと思う。ロードカナロアの子でスピードがあるからね。勉強したら距離を延ばしても大丈夫だけど、まだ子どもだから」と振り返った。