12月7日に行われた京都競馬で、聞き慣れたフレーズの珍馬名がデビューVを飾った。京都5R・2歳新馬(芝1200メートル=10頭立て)を勝ったのは、武豊騎手とコンビを組んだガンマジーティーピ(牡2歳、栗東・渡辺薫彦厩舎、父カレンブラックヒル)。X(旧ツイッター)でトレンド入りするほどSNSでも沸いている。
同馬は8番枠から好スタートを切って、好位グループを追走。楽な手応えで迎えた直線は外から一気に加速した。逃げたアジアンテーラーが射程圏に入ると、実況でも「ガンマジーティーピ」の名前が連呼される。残り100メートルで逃げ馬をとらえると、最後は1馬身1/4差で快勝した。勝ち時計は1分9秒7(良)。
健康診断などで聞き慣れた珍馬名は、肝臓の機能などを推定する検査項目の「ガンマGTP」が由来。SNSでは「実況序盤はガンマジーティーピだが、最後の方ガンマジーティーピーになった」と指摘があったが、中央競馬の馬名は最大9文字までとなっているため、最後の音引きが入らないのは残念だったか…。
これには多くのオジサン?が反応したかもしれない。Xでは「強いの嫌すぎる」「ガンマGTPが一気に上がっていく」「すげー名前の馬だな」「肝臓悪い人ギクゥッ!?」「肝機能検査で数字が悪かった馬主さんなのか」「酒飲みには辛い名前である」「馬主さんの肝臓が気になる馬名やな」「ガチで笑った」「酒飲みはぎくりとする馬名」などの声が寄せられている。