16日放送のフジテレビ系競馬中継番組「みんなのKEIBA」(日曜・後3時)の冒頭でJRAの厩舎に販売された飼料添加物「グリーンカル」の一部に禁止薬物のテオブロミンが含まれ、15、16日で156頭が競走除外となった問題を伝えた。
番組では、元プロ野球中日の山本昌氏が出演。今回の問題に山本氏は「私もびっくりしましたよね」とした上で「誰がどうのじゃないんでしょうけども、ただね、厩舎の方であったり沢山の方が携わって競馬場まで馬をしっかり仕上げて運んでいたっていうところでこれだけの数の競走馬が除外になるのは残念だなと思いますし」と明かした。さらに「プロ野球でも先発をずっとやっていましたけど、先発の日にピークに持ってくるようにしているんです。それが1週間、2週間ずれると全然バラバラになってしまうんでこれは本当に厳しいと思います」と指摘した。
また、番組レギュラーで競馬評論家の井崎脩五郎氏は「昭和46年の暮れに馬インフルエンザで関東の競馬場2か月なかったんですよ」と1971年12月に起こった馬インフルエンザでの開催中止を引き合いに出し「あれ見ちゃっているから、やっていればいいかなと思ってね」と笑いながら開催中止にならなかったことに安堵していた。