現役時代に重賞6勝 孫にはダービー馬ワグネリアンのブロードアピールが死す 27歳

競走馬時代のブロードアピール
競走馬時代のブロードアピール

 現役時代は重賞6勝を挙げ、繁殖牝馬としては孫に18年の日本ダービー馬ワグネリアンを輩出したブロードアピール(牝、父ブロードブラッシュ)が9月8日午前4時頃、けい養されていた北海道・日高町のヴェルサイユリゾートファームで死んだことがわかった。27歳だった。

 ブロードアピールは米国生まれの外国産馬で、現役時代は栗東・松田国英厩舎に所属。1998年9月にデビューし、短距離を中心に活躍した。、シルクロードSや、根岸Sなど芝、ダート重賞の双方を制し、2002年3月のドバイゴールデンシャヒーン(5着)を最後に引退。通算成績は36戦13勝(うち地方3戦1勝、海外1戦0勝)。

 02年にノーザンファームで繁殖入りすると、4番子のミスアンコールが後の日本ダービー馬となるワグネリアンを輩出した。19年で繁殖牝馬を退き、ヴェルサイユリゾートファームで引退名馬として余生を過ごしていた。

 牧場関係者によると、今夏も普段通り過ごしていたというが、7日の昼頃、軽い腸炎を起こし、体調を崩したという。それでも同夜には、自ら起立し、水を飲むまで回復したが、朝に息を引き取ったという。同牧場のプローモーションマネジャーを務める石川大樹さん(38)は「おととい(6日)にはSNSに放牧の写真もアップしましたし、元気に過ごしていました。本当に急変して、息を引き取った感じです。スタッフとは30歳まで生きてほしいよね、と話していたので、残念です。繁殖牝馬としても優秀でしたし、今後も血をつないでいってほしいです」と話した。

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